「生きている兵隊」
黄葉 天下の秋を知らせる。
落ち葉がめっきり多くなった昨今。天下の秋を知る。
シコンノボタン(紫紺野牡丹)
光芒が3っ写りました。晴天は補正なしにて表現不可、腕未熟!
石川達三の著作に「生きている兵隊」とういうのがあり、何度か読み直し邦人兵の残虐非道さを知ったものですが。
中央公論に掲載時には、伏字が多かったようですが、現在では伏字復元版が中公文庫でも読めるので戦時下での検閲状況が分かって良い。
冒頭から中国人を斬殺するところが伏字対象にはならずに、その侭とという点が非常に興味あり。
つまり斬殺という残虐性を当時の検閲は認識していたということ。
これでは中国が邦人兵士の残虐性を非難するのも当然。
ご丁寧に解説に於いては軍部の資料を参照して、秘密裏に行為を認識している点が記述されている。
つまり作品の事実性を軍部資料で証明するというもの。
南京事件もさもありなんという感じ。
針小棒大という次元の問題ではなし。
往時の文春の巻頭言に於いて、東大の林総長が犠牲者数30万は多すぎる、5万人程度ならという文章を見て呆れたものですが。
5万人なら少という意味にしても、ジャンボ10機の犠牲者と同数というのも大変な数字!
諸国の歴史上の数字と同一視して逃げることばかりに終始していて、否定するばかりでは永遠に反日も改善される期待もなし。残念ながら。
- camera: A7R2 + FE50mmf2.8 Macro -
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