E.A.ポオ(E.A.POE)
最近では、書物は専らネット購入。
偶に失敗もあり。
先日も、荷風の「地獄の花」の重版再刊をネット購入。
到着したのは、昔の侭の細字。
虫眼鏡で読む類のもの。
重版であるから当然と言えば当然。
ところで、E.A.ポオの米国の蒐集家が、その全てを慶大に寄贈した由。
遺髪も含まれているとのこと。
この遺髪に纏わる有名な幽霊話はおくとして、慶大への寄贈ということは、慶大にはかなりの研究者が居られるということ。
大昔にポオはEverymansで呼んだ記憶あり、神秘的、思索的なポオには関心が強かった事を想起。再読の念強まるも残念ながら手元には和訳もなく、ネット注文を考えたが、上記の細字にこともあり、今回は書店にて確認してから求めんと,態々遠出をして探しに出かけた。ところが詩集以外にポオの作品は一冊もなし。
止む無くネットにて注文。
到着したのは、改版のやや中字本。
唯、中字版だけで、内容には昔の侭のよう。注釈はなし、題名の原題もなく、些か失望。
著名な訳者であることは、承知はしていたが、再読して果たしてポオの意図した表現が訳されているか否かを理解するのは、困難と思った次第。
折角の改版故、内容的に展化が欲しかったが。つまり改訳版が要望される次第。
一応不満を抱きながらも読了。久しぶりにて面白くはあったが。
ポオが真に理解可能であったか否かは別問題。
今更ポオを深く読む予定はないし、現時において果たして効用があるか否かも問題のあるところ。
何十年ぶりかのポウの再読ではあったが、不満の残る和訳であったので、やはり折角ならば原書で読まねばと探索も思案中。
これは書店で確認は必須。
-camera:NEX-5 w/e30mm -
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